挑戦

Articulated line arrays are much more complex than first thought

問題点

当初のラインアレイ理論ではシンプルに、円環状のサウンドソースは同一シグナルによってドライブされるものとされていました。しかし最新のアコースティック研究によって導き出されたラインアレイの挙動は、当初考えられていたよりももっと複雑なものでした。これでは会場やアレーの角度ごとにプリセットを毎度用意していかなければなりません。これらの複雑さとエンクロージャー間での相互作用によって均一ではない結果が生まれ、時にセットアップの段階で妥協せざる負えない状況を導いているのが現状です。

Plot showing SPL and frequency response variations over distance

矛盾点を含む様々な問題

  • ツアー中の会場によって、結果がまちまち。
    「ある日は良かったけど、この日は最悪」
  • 客席位置によって周波数特性が一定ではなくなる。
  • アレイからの距離に応じて、音圧が一定ではなくなる。
There is often little or no time between getting the system rigged and the sound check

セットアップの問題

実際にシステムを組み上げて、サウンドチェックまでの作業は限られた短い時間の中で行わなければなりません。一旦アレイ角度を決めて設置した後の修正作業は困難であるために、結果もそれに順じてしまいます。またアレイの設置高は垂直方向のカバーに大きな影響を与えます。最適な設置位置でない場合は会場のエリアカバーが破綻してしまう恐れがあります。

仮に修正の時間があったとしても、システムエンジニアはこれまで、アレイデザインを行う上で不十分なツールしか持っていませんでした。それらほとんどのものは、システムエンジニア自身がその都度、アレイの角度、高さ、ゲイン、EQといったそれぞれのアレイコンフィグレーションを試み、その結果がどうなるかを示すだけの物でした。その結果が駄目ならやり直しという繰り返しです。

Preset libraries, arrived at by trial-and-error, have emerged for different array configurations and venues

このように、試行錯誤によってたどり着いた膨大なプリセット群が、会場やアレイコンフィグレーションごとに増えていくのです。これらはせいぜい、すべての事例に対して当てはまるわけではない近似値です。左の写真のようなたくさんのプリセットリストは、21世紀的なソリューションとは言えません。


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