中域セクション

The mid horn of the MLA

アレイの垂直方向の拡散特性の設計にこだわりすぎると、水平方向の拡散特性に影響をおよぼすことがあります。特に同軸構造のホーンの場合には干渉を引き起こしたり、特定の周波数が減衰したりするデメリットが生じます。MLAでは中域と、高域のホーンを完全に分けることで、水平方向の軸外への周波数特性をも、軸上の周波数特性と極めて近似させています。マーチンオーディオでは30年に及ぶ中域コーンドライバーによるホーン開発の歴史があり、この経験とBEM最適化ホーン解析技術がMLAの中域設計に良い結果をもたらしています。

MLAの中域には2つの6.5インチ(2インチボイスコイル径)ネオジウム磁性体ドライバーを搭載し、1m2.83Vで112dBを産み出すことができます。これは従来のダイレクトラジエーター方式の102dB程度に対し、圧倒的なゲインを持ったものです。これは綿密な音響設計と放熱設計によるもので、空冷と、熱伝導性に優れたアルミニウム筐体を採用しています。

Mid response with phase bung (blue) & without (red)

一般的に、コーンスピーカにホーンをつけることによってその音声出力は増加します。ホーンの制御帯域の下限に近いほうでは特に大きい出力が、コーンドライバー自体の再生周波数能力によってパスバンドの上限に向けて減少していくといったように、その法則性は一定ではありません。 MLAのミッドレンジのホーンでは、ドライバーコーンとホーンのスロートの間に特許を持つ「トロイダルフェーズバング」と呼ばれる機構が設置されています。これが周波数によって偏ったホーンの出力エネルギーを調整します。

Left: Mid directivity with HiBlade
Right: Mid directivity without HiBlade

MLAのミッドレンジに搭載されたもうひとつの機能は「ハイブレード」と呼ばれる機構です。これはホーンスロートの波面の広がりを調整するものです。この機構により出力を増加し、周波数特性を改善、4kHzのクロスオーバーポイントまでの定指向特性を維持します。これは中域ホーンの高域部分に影響し、高域に1インチのコンプレッションドライバーを使用することを可能にする鍵となっています。MLAの6.5インチコーンと1インチコンプレッションドライバーの組み合わせが、従来の大型コンプレッションドライバーに置き換わり、歪みを抑え、より延びた高域のレスポンスをえる結果となっています。  

* US Patent 6950530


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